ア「……」
「なんだ?」
「なにも起こらないぜ」
ベ「ありゃ?今のこの体じゃこの呪文は無理か」
頭をかくベゼル。
ア「……」
キラ「アルス、今だ」
ポロン「ぶっとばせ」
剣を握るアルス。
ベ「まった。こうさん。降参だ。
審判、負けを認めるぜ」
「……あっはい。わかりました。
ベゼル選手降参宣言の為、アルス選手、一回戦突破です」
ア「……」
プ「なにもせずに勝っちゃいましたね」
シ「やっぱりアルス様が最強だわ」
アルスびいきのシフォン。
ベ「まあ、俺なりに全力でやったから、義理は果たせたかな?」
アレスを見るベゼル。
ベ「ところでロトの紋章はどうしたんだ?」
ア「異魔神と戦った時に宇宙の果てか・・・次元の彼方に消えました」
ベ「ふ〜ん。
まあいつかはこの世にでてくるさ。
じゃあまあ頑張りな。
アレスの道楽で集められたヤツばかりだから、それなりには強いぜ」
ア「あ、はい」
右手を上げて立ち去るベゼル。
ポ「やったじゃんアルス。楽勝だったな」
ア「うん……」
シ「きっとアルス様の実力を見抜いたんです」
ヤ「それが本当なら……」
キラ「かなりの実力者だったってことだな」
考え込んでいるアルス。
ポ「どうしたんだ?」
ア「なんだか……カダル様と同じ感じがしたんだ」
ポ「あの鼻水がか?」
怪訝そうなポロン。
ア(それにいつの間にロトの紋章がないことを知ったんだろう?)
剣士の行方を思うアルス。