「それでは、第2試合です。

青い閃光の字名を持つテリー選手と、天空の勇者テン選手です」

 押し黙った神秘の鎧に身を包んだ青い服の青年と、白い鎧に包まれたまだ幼さの残る無邪気な笑顔の小さな戦士が現れた。

「ふん、子供か……」

 戦士は相手を見下ろして、その強さを計る。

「よろしくお願いしま〜す」

 無邪気に頭を下げるテン。

(秘めたる力はあるようだな。しかしまだまだとうを越えた程度の年端もいかない子供。俺の相手ではない) 

 自らの吹雪の剣の柄を握る。

「よ〜し、頑張るぞお」

 背中の天空の剣を取り出す。

(アレは……少し感じが違うが、ラミアスの剣! 俺が追い求めて追い求めて、それでも握れなかったつるぎ)

 軽く羽のように剣を扱うテン。

 その剣はその手によくなじんでいた。

「勇者 か……」

「え? なに?」

「では、始めてくださいっ」

 審判の声で弾けるように飛び出したテリー。

 愛用の吹雪の剣で、小さな勇者の首を狙う。

「!」

 カキィン

 天空の盾で受け止めるテン。

「スフィーダの盾か」

「ふー危なかった」

「安心するのは早いぞ。天空の勇者」

 受け止められた吹雪の剣から、強烈な冷気がテンの体に追い討ちをかける。

「ツメタッ」

「イオナズン!」

 勇者のすぐ間近で爆裂呪文を炸裂させる。

 

プ「あの戦士呪文を」

シ「しかも最高位呪文」

 

「つるぎの舞っ! しょうかん!」

 戦士の剣が4連激を放つと同時に、高位のローブをまとった巨大な精霊が呼び出された。

「ふっふっふ、全ての職を極めつくした俺にできない技などない。

勇者の血すらもう越えてしまったのだ」

 精霊はジゴスパークを。戦士はメラゾーマを天空の勇者に放つ。

 手を眼前で交差させて受け止めるテン。

「ふっふっふ勝者の特権で、その装備をいただくとするか」

 熱い炎の中から、凍てつく波動が放たれる。

 かき消される精霊。

「お兄さん強いんだねえ。でも僕負けないよ」

「ほう」

「天空の剣も渡さない」

 テンは盾を振りかざして、魔法の鏡を作り守備力強化呪文とフバーハを唱えた。

「ふん」

 テリーは自身の力で凍てつく波動を放ち、その呪文を全てかき消すと、灼熱の炎を吐き出した。

「うわあ」

 またもや炎の包まれるテンの体。

 

「あの戦士、波動に炎まで」

「まるで……」

 





     


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