「続いて、青い閃光を打ち破ったテン選手と、王宮の戦士ライアンさんです。

お二方、どうぞー」

 剣を握る右手を振り上げて、歓声に応えながら、試合上に登る天空の勇者。

 気合のはいった面持ちで、壇上にあがる髭の戦士。

 

「では、始めてください」

 剣を握って対峙するふたり。

 落ち着いた様子のライアンさん。

 しかし突然、眉をあげると気合を込めて斬りかかった。

「ぬおおおおおおおおおおおーーー!」

「わっ」

 慌てて受け止める勇者。

 身軽に捌くも王宮のライアンさんはかまわず力押しで斬りかかる。

「ぬおおおーーー!」

 ガキイン

 輝く盾で受け止めるも、おっさんの勢いが衰えることはない。

「ぬおおおおおおーーー!」

「くっこの、らぁいでいぃーーん」

 たまらず電撃の呪文を唱えるも、

「ぬおおおおおおおおおおおおおーーーーー!」

 ライアンさんは止まらない。

「あの戦士、力押しだな」

「体力と力は一級品ね」

「でも・・・」




     


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