「それでは、凄まじい剣技によって勝ち上がってまいりました、ローレ選手と、圧倒的力によって勝ちあがってきましたアルス選手です。どうぞー」
アルスとローレが舞台に上がる。
「それは……ロトの武具!?」
「そうだけど」
「じゃあ、あなたはロト?」
「僕はその子孫だよ。この装備も借り物さ。僕のじゃない」
「……」
「君も?」
「俺も、ロトの血をひいています。そのロトの装備を身に着けてて戦ってた時もありました。今は故郷の城に安置してあります」
「僕らの子孫になるのかな? それともご先祖様かな」
「どっちにしろ、妙なめぐり合わせですね」
「君は魔法は使わないの?」
「俺は剣技専門です。魔法は後ろのアイツラの得意技です」
「仲間か……」
自分の白刃を向けるローレ。
王者の剣の切っ先を向けて、構えるアルス。
「手加減しないで下さいね」
うなづくアルス。
「はじめっ」
「うおおおおお」
突進して剣を斜めから切りつけるローレ。
ロトの盾で受け止めるアルス。
ガィィィィンン
盾がしびれる。
(すごいちからだ)
続けて大剣の幕をあびせるローレ。
全て見切って、弾き、受け流すアルス。
「ふうっ」
距離をとるローレ。
観客「うおおおおお」
「すげえぞ、あいつら」
「すごいですね。ここまでの剣術を使える人は会ったことないです」
「手加減はいらないよ」
「はいっ」
嬉しそうににやりと笑うローレ。
「ロトの剣術も、時代と共に磨かれて、変わっていきました。それをお見せします」
言うが速いか、アルスの鼻筋の真上に剣を振り上げると、そのまま真正面に振り切った。
鳳凰縦一文字斬りっ