テ「アルス〜。」
ア「ああ、長かったね・・・」
ぼんやりと町を眺めていたアルス。
あんなに強いのに、なにかシャッキリとしてない。
本当のアルスの良さは、戦いに強いことじゃないのに・・・。
テ「ねえ、見てこのドレス。」
アルスの前でクルンと一回転してお披露目する。
ア「・・・それ・・・」
テ「ちょっと違うけど、似てるでしょ。」
ア「・・・ルナフレアの・・・」
テ「そう、ホラちょっとは綺麗に見えるかなあ。」
アルスは今度はあたしを見たまま、ボンヤリとしてしまった。
(やっぱりこの服、失敗だったかなあ。)
自分のドレスを水に映して、見るティーエ。
(元気になってもらおうとおもったんだけどなあ。)
ふうっとため息をつくティーエ。