テ「それで竜の神様と・・・」

ポ「認められればいいんだけど、多分戦うことになるんだろうな。

なんでもアレルは、究極のエッチな本も手に入れたらしいぜ。」

プ「究極のエッチな本!」

反応するプロキス。

テ「アレルさまが・・・嘘でしょ。」

ポ「いやあ、ロトの勇者も健康な男だからな。

  それくらい普通さ。」

テ「男のひとって・・・」

シ「やあねえー。」

軽蔑の目つきのティーエとシフォン。

 

 

ア「じゃあローランのお城に・・・」

ポ「ああ、真の勇者と認められた者とその仲間が導かれる天界への入り口があるそうだ。」

ア「真の勇者。」

テ「アルスならお釣りがくるほど大丈夫よ。」

シ「そうですよ。」

うなづくプロキス。

 

ポ「それと・・・」

勇者、戦士、武道家のパーティを見る。

ポ「どうみても、回復役が足りねえな。

アルスは回復呪文は苦手なほうだし・・・」

テ「ポロンが来てくれればいいじゃないの。」

ポ「俺は賢王は引退したって言っただろ。」

テ「調子いいんだから。」

少し寂しそうにはにかむアルス。

ポ「おーい。」

ポロンが一匹のモンスターを呼び寄せる。

小さな青いホイミスライムがふらふらと宙をただよいながら、ポロンの傍による。

ポ「世界中を回って旅した時にスカウトした、ホイミスライムのホイミンだ。」

前にくるんと一回転をする。

どうやらお辞儀のようだ。

ポ「ホイミンってのは、人間でいうロトの勇者みたいに、

ホイミスライムの中で受け継がれる称号みたいな名前なんだ。

 多くの伝説の勇者がホイミンの名を冠したホイミスライムを仲間にして、魔王と戦ったんだ。」

ア「へえ〜。」

テ「このコホイミスライムの勇者さんなの。」

ホイミンのプニプニした青い体を触る。

ポ「とびきり優秀な回復係さ。」

ホイミンの背中?を押すポロン。

ア「・・・よろしく。」

手のひらを差し出す。

照れながら触手をアルスの手にのせるホイミン。




     


戻る