「・・・」
どこまでも広がるぬけるような青い空と雲。
気がつくと小さな緑の大地に立っていた。
シ「なんてきれいなところ・・・」
テ「ここが・・・天界?」
プ「おい、この大地・・・」
地面の途切れた場所に目を向けると、その下にも青い空が広がっていた。
シ「宙に浮いてるわ・・・」
テ「へえ、どうなってるのかしら?」
地面のない空中へ身を躍らせるティーエとホイミン。
プ「ああっ、落ちる。」
心配するプロキス。
シ「落ちるわけないじゃない。」
あきれるシフォン。
戻ってきたティーエとホイミン。
テ「この下ってなにもないわ。」
シ「やっぱり・・・」
プ「宙に浮いてるのか。」
テ「宙に浮いてるというか、この大地のずーーーーっと下にも地面がないの。」
「?」
テ「だから、上にも下にも地面がないのよ。」
よくわからないふたり。
テ「ま、まあそれはいいわ。それよりどうしようかアルス。」
ア「あそこに・・・」
アルスの指差した先には洞窟の入り口が・・・
テ「他に行けそうなところはないわね。」
プ「行くしかないみたいですね。」
シ「行きましょう、アルス様。」
ふたりに促される。
ア「うん。」