よくぞ来た!

わしがこの城を治める

ゼニス一世じゃ。

その玉座には恰幅のある品のいい王様が座っていた。

 

「ゼニスって・・・

地上にある町の商人と、関係がおありなんですか?

「ふむ、ゼニスか・・・

関係はないが、同じ名前なんじゃ、

無関係ともいえんのう。」

(どっちなんスか。)

 

ここまで来れば今すこしで

神竜に 会えようぞ。

神竜に会えば どんなねがいも

かなうというもの。

がんばるのじゃぞ。

 

玉座をあとに、当たりを見回す。

お城みたいな雰囲気だ。

 

「ちいさなメダルをお集めですか?」

吟遊詩人が話しかけてきた。

プ「ちいさなメダル?」

「どこかの物好きな王様が、素晴らしい宝物と交換してくれる、すてきなメダルです」

テ「へえ〜」

「あなた方が今までに見つけたメダルの数は・・・えーと、一枚!? です ね」

テ「私達持ってたかしら?」

ア「あ、確か昔蜃気楼の塔の台所の棚で・・・」

一枚のちいさなメダルを袋から取り出す。

シ「それがそうなんですか?」

プ「蜃気楼の塔の台所って、そんなモノ普通みつからないぜ」

「ですから、貴重なアイテムと交換していただけるんですよ」

シ「貴重なアイテムって?」

「ドラゴンクロウとか、ゴールドパスとか・・・」

シ「ゴォルドパス」

シフォンが走り出した。

「あ、お気をつけて。こちらから飛び降りれば地上に戻れます」

シ「いざ、ちいさなメダル探求の旅へ」

 

→アルスと愉快な仲間達のメダル探しの旅編

  

プ「ちょっと待ったー」

シフォンの武闘着の端を掴む。

プ「俺たちは竜の神様に会いに行くんだろが」

シフォンに説教を始める。

シ「なによ。ちょっとくらいいいじゃない。ケチ」

プ「д)

 

「先に進まれるのですね。どうぞお気をつけて」

 

階段の先には、かなり高齢のお年寄りと、大きな壺が。

「ほっほっほ、しんりゅうに会いにいきなさるか?」

ア「はい」

「では、この壺の中身を飲んでいきなされ」

プ「あっ知ってます。この話し。魔法の薬を飲むと、ドラゴンの炎にもへっちゃらになるってやつですよね」

ひしゃくで一気に飲むプロキス。

「ただのお茶じゃよ。熱いから気をつけてな」

プ「( ;゚皿゚)ノシΣバンバン!!

プロキスは口の中をやけどしてしまった。




     


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